英語のリスニングにおススメ。あまりにも有名だけどTed Talks がやっぱりいい。
、、、すごく広告風なタイトルになってしまいました(笑)
Ted Talks。有名なので、既に「知っているよ」という人にはすみません。
でも最近、やっぱり Ted Talks の存在は英語学習にとって偉大だとしみじみ思うので、
呟いてみます。
ある程度、語学の中級者になったら、そこから先はなるべくリスニングを使って語学を勉強すべきだと私は思っています。
理由はまた別途書きますが、一つ言えば、やっぱりリスニングが一番難しい。
英語でも、ドイツ語でも、中国でも、最後まで苦労した(というか今でも苦労し続けている)のがリスニングです。
だから、リスニングの学習は絶対に不可欠なのですが、やみくもに聞き流してもダメだと思います。
スクリプトが必要です。
外国語を耳で聞いてみて、聞き取れない部分がある。そこで一体何と言っているのか、スクリプトを見て初めて、「ああ、この単語ってこう耳には聞こえるのか」とわかり、次からその音を認識したときには何と言っているかわかるようになるから、リスニング力が伸びていくと思います。
ただ聞き流して、正解もわからず聞き流していても、その外国語を聞いてわかるようにはならないと思います。(聞き流す練習も意味はあるとは思います。)
では、スクリプトがついているものは何があるか。
English Journal という雑誌がありますね。アメリカの俳優のインタビューなどを、音声とスクリプトで提供しています。私も沢山買いました。でも、有料です。
映画の字幕、という手もありますね。
でも、映画を見るのも、有料です。(最近は月額見放題等でずいぶん安いですが。)
Youtube なら無料です。
でも、スクリプトは機械による自動認識で作られたものが多く間違いが散見されます。(それでも最近は大分精度があがりましたが。)
日本語のビデオで試しに見てみてください。
俳優さんが、「階段を、上へ!」と言っていても、クリアに発音されていないと、機械は「怪談ウエッヘー!」と表示。誰もがハリウッドザコシショウにされてしまいます。
その点、
Ted Talks は無料です。
しかも、人の手で編集された、正しいスクリプトも見ることができます。
そもそもTed Talks とは何ぞや、ですが
TED conferences LLC という団体が主催している、各方面の専門家、第一人者が、
プレゼンする会議です。世の中に、素晴らしい考えを広めるために開催されています。
Ted とは、Technology Entertainment Design の略で、その名の通り、本当に各方面の人がプレゼンに出てきます。
ある時は、世界最先端の医学を研究している研究者。
ある時は、障害を乗り越えてきた人。
ある時は、アーティストやスポーツ選手。
ビルゲイツのような超有名人から、一般の人まで、皆、プレゼンします。
一回のプレゼンは、数分から、長くて20分程度。
メッセージ性の強い様々なアイデアが英語でプレゼンされ、完璧なスクリプトがついています。
ネットで公開されているプレゼンは数千を超え、ジャンルも多様だから飽きないですし、何より皆さん話が面白い。
そして、繰り返しになりますが、スクリプトがついており(日本語訳もあり!)、
リスニングの完璧な教材です。
Ted Talks でリスニングを磨くなら、以下のような手順でやってみるのが、おススメだと思います。
①まずは一回通して聴いてみる。(わからない部分があっても止めない。)これで大意を聞き取る練習をする。
②次にまた最初から聞いて、聞き取れなかったところはスクリプトを確認していく。
③最後に通しで(暇なときに)何回か聞く(聞き取れなかったところが聞き取れるか
意識して)。
細かく聞き取れなかった部分を確認するだけでなく、多少聞き取れなくても大意を取れるようになる訓練も必要だと思います。(実戦にはスクリプトなどない為。この意味で聞き流しも大事だとは思います。)
さて、冒頭に戻るけど、Ted Talks は本当に偉大だとこの頃思う。
自分が英語を勉強し始めた頃は、有料の雑誌教材に頼らざるを得なかった。
今、自分はスペイン語やタイ語を勉強し始めていて、さてTed talks に似たような、
ネイティブの喋りとスクリプトが完備されたサイト無いか、と探しているが、
一向に見つからない。悲しい。
(どなたか知っていたら教えてください。)
それを思うと、Ted talks は本当にありがたい、としみじみ思う。
ただ、数千あるプレゼンの中から、どれを選んで聞いたら良いのか、について、
また日を改めて書いてみたいと思います。