英語リスニング練習におススメ【英検準2級を目指す】聞くべきTed Talks その②
引き続き、英検準2級に必要となる、頻出単語2,001番~3,000番目の1,000語に最も効率よく出会うことのできる、Ted Talks の講演60 個を紹介していきます。
少しずつ紹介していきますが、全部のリストは以下のページをご覧ください。
また、1,000 語のリスト、および当該リストの出典は、以下のページをご覧ください。
では紹介していきます。
6 番
講演時間:22分23秒
発音:普通
興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)
【概要】
人間の脳は、blank slate つまり、真っ新な石板の様で、その後の育つ環境で能力や人格はどの様にでもなり得るのか? それとも、人は生まれながらにある程度決められた能力や人格があるのか? 双子を生まれてから全く別々の環境で育てたらどうなる?
非常に興味深いテーマです。
このビデオで出会える単語:
[" female ", " decline ", " sentence ", " virtually ", " acquire ", " personality ", " criticism ", " musical ", " layer ", " planning ", " opposite ", " increasing ", " distribution ", " capable ", " peer ", " permanent ", " false ", " comment ", " draft ", " universal ", " button ", " literary ", " statistics ", " accurate ", " elite ", " decline ", " insight ", " favorite ", " poetry ", " doubt "]
ワンポイントアドバイス:
とても面白い講演です。発音は普通にきれいです。スピードも普通。
ただ使われている単語がやや難しめのものが多いです。
が、プレゼンテーション方式でキーワードや図を表示してくれるので助けになります。
スクリプトの日本語訳もあるので(タブから「日本語」を選択)、いちいち辞書を引かなくても意味が取れると思います。
難しい単語は、今は覚えても仕方ないので、意味だけ確認したら放っておきましょう。
今は、レベルにあった単語(上にリストアップした単語)を聞き取れる様になることを意識しましょう。
英単語は、アクセントがない母音は、基本的には曖昧母音です。(ア、ウ、エの中間のような、口をはっきり開かない音。)
従い、例えばリストにあるpersonality はパーソナリティとは聞こえません。i はアクセントがないので、イとは聞こえません。すごく曖昧な母音です。はっきり言わないのです。こういう点を意識して、それぞれどの様に聞こえるか、聞いてみましょう。
7 番
講演時間:31分44秒
発音:わかりやすい
興味深さ:☆☆(3点満点中2点)
【概要】
イギリスの建築家、ノーマン・フォスターさんの講演です。
60 年代から始まったエコ、環境への意識というものが、どう彼の建築に影響を与えてきたのか、語ります。
このビデオで出会える単語:
[" typically ", " celebrate ", " plus ", " alternative ", " creation ", " selection ", " immediate ", " transition ", " occasion ", " breathe ", " reduction ", " touch ", " competitive ", " wire ", " implication ", " conventional ", " alternative ", " profile ", " Olympic ", " friendly ", " naturally ", " aircraft ", " relevant "]
ワンポイントアドバイス:
非常にゆっくり、文節で区切りながら話をしているので、スピードに慣れていない方の聞き取り練習にはものすごくおススメです。単語も難しいものは多くありません。
彼のスピードに合わせて、英語を耳から聞いて、頭の中で日本語に訳すことなく大意を取れるように練習しましょう。
また、彼の英語がアメリカ英語と違う発音だという点でも、非常に良い教材だと思います。聞いて頂くとわかると思いますが、例えばyearはイヤーというより、エアーに近い発音です。それでも、yearだと認識できないといけません。この辺は特徴がわかれば慣れると思いますので、是非聞いてみて頂ければと思います。
8 番
講演時間:18分59秒
発音:難しい
興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)
【概要】
世界にはいろいろな文化があり、いろいろな知恵があります。
いわゆる欧米の「科学」に基づいた文化が、如何にこの世の「知」のほんの一部であり、いわゆる途上国と思われる世界の多様な文化に生きる人々の中に、如何に広大な「知」が隠されているか、という講演です。具体例も含めた文化の紹介は、非常に興味深いです。
このビデオで出会える単語:
[" achievement ", " ride ", " spiritual ", " alcohol ", " priest ", " intense ", " holy ", " so-called ", " minor ", " wave ", " distant ", " darkness ", " clothing ", " stick ", " lifetime ", " hunting ", " dismiss ", " fade ", " imagination ", " elderly "]
ワンポイントアドバイス:
興味深いのですが、残念なことに非常に難解な単語が多く使われているのと、非常に早口なのとで、リスニングはかなりつらい講演です。なので、聞いたらショックを受けるかもしれません。ただ、あまり気にせずに、スクリプトをオンにして、楽しみながら聞くのと、上記の英検準2級に必要な単語が出てきたら、しっかり耳で認識できることだけを確認しながら進みましょう。テーマは、非常に深く、考えさせられる講演です。
9 番
講演時間:21分02秒
発音:わかりやすい
興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)
【概要】
この広い宇宙に、我々の他に生命体はいるのか。
新たなリサーチが始まりました。
どうやって見つけるのか。見つけたとしても、それはもうはるか過去の存在証拠に過ぎない?
宇宙の広さも例を示してわかりやすく解説してくれる、興味深い講演です。
このビデオで出会える単語:
[" merely ", " narrow ", " creative ", " signal ", " widely ", " participation ", " elsewhere ", " mixture ", " recognition ", " publication ", " embrace ", " valuable ", " telescope ", " reflection ", " detect ", " capability ", " celebrity "]
ワンポイントアドバイス:
非常に綺麗なアメリカ英語です。
はっきり、ゆっくり喋ってくれるので、とても聞き取りやすいです。
アメリカ英語の発音に慣れるのに持って来いです。
特にRの音がとても綺麗に入ってきます。
例えばWe are のare とかも、しっかり舌がまかれる感じです。
こういう発音に全般的に慣れることができると思います。
上記単語リストにあるNarrowなども、Rがしっかり入ります。
ゆっくり発音してくれるので、一個一個、発音を真似してみると良いと思います。
そうすると、英語の発音というものが良く理解できるようになります。
これは、今後の聞き取りにも役立ちますし(ある綴りの単語があった時に、ネイティブがどう発音するか、その特徴が理解できるわけですから)、発音の練習にもなると思います。
10 番
講演時間:16分24秒
発音:普通
興味深さ:☆☆(3点満点中2点)
【概要】
石油に依存して発展してきた文明。
でも石油もやがてはなくなります。
ではどの様に準備をしていったらよいのか。
どんなシナリオが考えられるのか。Sustainable であることと、resilient (柔軟)であることの違いとは?
このビデオで出会える単語:
[" legislation ", " useful ", " gap ", " expense ", " formal ", " practical ", " shock ", " breakfast ", " historic ", " employment ", " effectively ", " assumption ", " encounter ", " lawn ", " council "]
ワンポイントアドバイス:
イギリス発音ですがそこまで癖は強くありません。
少し早口です。
上記の単語はしっかり聞いて認識できるようにすることがまず第一です。
それと、こういう少し早口の人の英語は、きちんと全単語が耳に入らなくても
ある程度自分で補いながら聞くのも訓練です。
one of the ~ は、one of the とは聞こえません。どちらかといえばワノダに聞こえるかも知れませんが、頭の中ではone of the ととらえる必要があります。
And I think it's a more useful concept than sustainability, as I said.
というのが出てきますが、この時にthan は殆ど聞こえません。
音がなったか、ならないか、くらいにしか聞こえます。
だけど、その前にmore が出てきているので、ここにthan が入っている、ということを頭の中では補える必要があります。
実は日本語でも我々はこれをやっていて、「先に食べていていいよ」というのは、早口で「先に食べxx(ここがほとんど聞こえない音だとします) いいよ」といっても、xxのところに「ていて」が入っているというのは、頭のなかで無意識に補っているはずです。
従って、「thanが全然聞き取れない!」と思っても落ち込む必要はありません。
皆それを頭のなかでしれっと補っていますので、「そういうこともあるんだな」と認識した経験があれば、次からできる様になっていると思います。
今回はここまでです。
尚、あなたが今、聞き取る訓練をしたい単語のリストがあるなら、以下のページから、
それらを効率よく含んだTed Talks の講演を検索可能です。
あなただけの為にベストマッチした講演をピックアップできるので、
是非お試しください。
英語リスニング練習におススメ【英検準2級を目指す】聞くべきTed Talks その①
英語のリスニング力を磨くために、なんでも無闇に英語を聞けば良いのでしょうか。
それは非効率です。
使用頻度の高い単語から優先的に聞き取れる様になる練習をする方が効率的です。
使用頻度の高い単語を、耳で聞いて、脳がすぐ認識できるように練習すれば良いです。
では、何を聞いたら、使用頻度の高い単語に効率的に出会えますか?
その問いに答える為に、Ted Talks の数千ある講演のスクリプトを、プログラミングで分析しました。
英検準2級に必要となる、頻出単語2,001番~3,000番目の1,000語に最も効率よく出会うことのできる、Ted Talks の講演60 個を紹介していきます。
少しずつ紹介していきますが、全部のリストは以下のページをご覧ください。
また、1,000 語のリスト、および当該リストの出典は、以下のページをご覧ください。
これらのTed talksを聞けば、1,000 語のうち、994個の単語に出会えます。
スクリプトや、日本語訳を見ながら、耳で聞いて頭が認識できるように繰返し聞いてみて下さい。会話の中でサッと言われた時に、聞き取れる様にならないといけません。
Ted talks を使った、実践に即した練習です。
では、順に紹介していきます。
1 番
講演時間:33分03秒
発音:普通
興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)
【概要】
人は何故間違った意思決定をするのか、がテーマです。ある行動をした時に起こりうる結果と、その確率を加味すれば良いだけなのに、何故?
誰もが興味あるテーマだと思います。プレゼン資料が表示されるのでわかりやすい。
このビデオで出会える単語:
[" experiment ", " liberal ", " invest ", " towards ", " height ", " first ", " addition ", " living ", " mind ", " Israeli ", " lab ", " cigarette ", " priority ", " dramatic ", " excellent ", " purchase ", " shout ", " remaining ", " comparison ", " far ", " later ", " slide ", " wedding ", " saving ", " gain ", " error ", " rule ", " hit ", " sale ", " present ", " potato ", " interview ", " pass ", " good ", " ordinary ", " sure ", " another ", " for ", " fundamental ", " poverty ", " other ", " fat ", " evaluate ", " still ", " entertainment ", " total ", " psychological ", " approximately ", " stop ", " smell ", " toss ", " surely ", " fellow ", " retirement ", " watch ", " moon ", " rather ", " salary ", " strike ", " estimate ", " drawing ", " giant ", " particular ", " drop ", " count ", " general ", " professional ", " dealer ", " utility ", " precisely ", " normally ", " terrorism ", " assign ", " vacation ", " drama ", " house ", " roughly ", " bunch ", " burden ", " lost ", " disagree ", " like ", " unlikely ", " stupid ", " remarkable ", " pay ", " terror ", " though ", " likely ", " tremendous ", " raw ", " general ", " mutual ", " delivery ", " joy ", " worth ", " smell ", " extensive ", " easy ", " not ", " violate ", " fate ", " shelf ", " can ", " buyer ", " wisdom ", " scared "]
ワンポイントアドバイス:
重要な単語に沢山出会える講演です。
英語はアクセントのところの母音ははっきり発音され、それ以外は曖昧になります。
なので、fundamentalもファンダメンタルとは聞こえず、ファンダまではきちんと聞こえますが、そのあとは「メロ」くらいにしか聞こえない筈です。それでも、そう聞こえたら頭の中でfundamental と思い描けるようになるのがリスニングの練習ポイントです。
(尚、can や not 等かなり基本の単語が上記に入っており、本当に頻出単語2,001-3,000番の中にリストされる単語なのか多少疑問もありますが、頻出単語順位は大学の教育機関の分析に基づいており、リストや出典は上記リンクを張ったSONGSのページで紹介していますので御覧下さい。多少疑問の部分もありますが、全体のリストは概ね妥当なものだと感じて頂けると思います。)
2 番
講演時間:31分19秒
発音:難しい
興味深さ:☆☆(3点満点中2点)
【概要】
インターネットの登場によって、これまでテレビとかかわってきた私たちの生活はどう変わりつつあるのか、という講演です。
(興味深いテーマですし、我々の生活の変化について各種のポイントが挙げられていますが、若干結論めいたものがなく、だらだらしている内容です。)
発音は結構早口ですが、ビデオでいろいろな人のインタビューが出てくるので、様々な口調の英語に触れることができます。
このビデオで出会える単語:
[" mass ", " massive ", " promise ", " cable ", " secret ", " plenty ", " potential ", " interaction ", " column ", " wrap ", " graduate ", " universe ", " arrest ", " post ", " existing ", " mass ", " leading ", " existence ", " arrange ", " whole ", " benefit ", " joke ", " online ", " passion ", " involvement ", " boss ", " trade ", " illustrate ", " engineering ", " race ", " electronic ", " birthday ", " pretty ", " literally ", " extreme ", " roll ", " assure ", " dream ", " switch ", " graduate ", " killer ", " developing ", " advertising ", " bottom ", " beat ", " blind ", " whereas ", " process ", " revolution ", " fiction ", " balance ", " finance ", " working ", " DNA ", " free ", " considerable ", " intellectual ", " rub ", " exciting ", " adapt ", " since "]
ワンポイントアドバイス:
早口で、且つこの講演については日本語訳が無いので、理解しづらいとは思います。
ただし、それほどすごく一本の強い「言いたいこと」があるプレゼンでもないので、
何を言っているのかよくわからなくても、あまり気にしなくて良いと思います。
上記の単語が出てくる部分を確認し、その部分でその単語がきちんと聞き取れることを
意識して、軽い気持ちで聞き流すのが良いと思います。
それだけでも沢山の単語の聞き取り訓練ができるので、意味はあります。
3 番
講演時間:44分19秒
発音:普通
興味深さ:☆☆(3点満点中2点)
【概要】
カナダの建築家、Frank Gehry が過去の作品をいろいろ紹介します。
どんな風に作品のアイデアができたか。「日本の酒を飲みながら、、、」ですと?
面白いです。
このビデオで出会える単語:
[" solid ", " milk ", " convince ", " lower ", " behind ", " request ", " scream ", " green ", " library ", " factory ", " roof ", " housing ", " steel ", " fairly ", " lake ", " double ", " walk ", " stream ", " phase ", " contact ", " philosophy ", " suicide ", " crucial ", " shape ", " straight ", " secure ", " pink ", " depth ", " extraordinary ", " fence ", " chamber ", " furniture ", " shopping ", " translate ", " square ", " complicated ", " ideal ", " craft ", " double ", " loose ", " headquarters ", " dirty ", " prominent ", " split ", " dining ", " gesture "]
ワンポイントアドバイス:
古いので音が少し不鮮明ですが、喋り方はゆっくりです。日本語訳もついていますので
参照にして下さい。長い講演ですが、沢山の建築が紹介されていきますので、写真を見ながら気軽に聞いてみるのが良いと思います。
まずは上記の単語が出てくる場所をスクリプトで確認し、そこはきちんと聞き取れる様に意識して、あとは全部わかろうとしないで、建築作品を楽しみながら聞いて英語の発音に慣れていけば良いと思います。
4 番
講演時間:21分32秒
発音:普通
興味深さ:☆☆(3点満点中2点)
【概要】
ジャーナリストで写真家のJames Nachtwayさんの講演です。
過去の写真を見ながら、写真が世の中に真実を伝え、社会を正常に機能させるのにどう役立っているか、語っています。
講演時間は短いし、写真が豊富なので楽しみながら見れると思います。
日本語訳あります。
このビデオで出会える単語:
[" emphasize ", " rural ", " AIDS ", " closely ", " weak ", " regard ", " definition ", " visual ", " violent ", " resistance ", " exposure ", " trust ", " disaster ", " severe ", " digital ", " journey ", " smoke ", " prisoner ", " smoke ", " constantly ", " Latin ", " honest ", " Palestinian ", " ingredient ", " Islamic ", " refugee ", " gang ", " testimony ", " destruction ", " white ", " Bible ", " interpret ", " flow ", " mainly ", " protest ", " fault ", " deer ", " vital "]
ワンポイントアドバイス:
発音はきれいですが、原稿を読んでいるので(本当はTEDでは原稿をただ読むのは禁止されているそうですが)、早くてどんどん進みます。
ただ、これも一つの訓練です。
細かい部分がわからなくても、大意を取る様にしましょう。実際のNative speaker でもどんどん喋り続ける人はいます(笑)。
その意味では、頭の中で「切り替え」が必要です。
この方、どんどんしゃべり続けますが、頭の中で少しずつ区切って(5~10単語くらいの、センテンスごとに区切って)意味をとらえ、とらえられなかった区切りはすっぱりあきらめ(これが大事)、次の区切りからまた気持ちを切り替えて聞いていくのが一つのコツです。
「あーわからなかった」で動揺していると、どんどん聞き取れなくなります。
聞き取れなかった「区切り」はさくっとあきらめ、切り替えて、およその大意が取れる様にしましょう。Native speakerではない我々は、「大意を取る」気持ちを持つことも大事で、重要な訓練です。
5 番
講演時間:23分43秒
発音:普通(雑音入り若干聞きにくい)
興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)
【概要】
第42代アメリカ合衆国大統領、ビルクリントンの登場です。
彼が政界を去ってから、世界の問題にどう取り組んできたか、どうやってHIVの薬の価格を下げ、ルワンダで何に取り組んできたか、語ります。
さすが元大統領、話にはついつい引き込まれます。
このビデオで出会える単語:
[" drink ", " unusual ", " honor ", " climate ", " childhood ", " airline ", " primarily ", " initiative ", " enable ", " racial ", " essentially ", " amazing ", " transfer ", " mystery ", " evaluation ", " transportation ", " strongly ", " clinic ", " supply ", " CEO ", " sensitive ", " absence ", " negotiate ", " pregnant ", " sweep ", " electric ", " honor ", " solar ", " similarly ", " transfer ", " originally ", " partnership ", " vulnerable ", " depending "]
ワンポイントアドバイス:
意外に早口でしゃべります。
というより、緩急があり、ゆっくりためるところはゆっくりですが、早いところは畳みかける様に早いです。さすが元大統領。
従い、ポイントはやはり完璧にわかろうとせずに、大意を取ろうとすること。
日本で読解中心の英語教育を受けていると、ついつい主語、動詞、副詞句と全部聞き取れないと不安になります。でも全体の文の構造などは意識せずに、聞き取れた部分を頭につなげて、大意を取る様にして下さい。実際我々が日本語を聞くときも、一言一句聞き取ろうなどとはせずに、相手の言いたいこと、つまり大意を取る様にしている筈です。
勿論、大意を取ろうとしても、殆どの単語が聞き取れなければ、無理です。
従い、そこは訓練です。最初の方に、interdependent という単語が多用されます。これ、勿論「インターディペンデント」などと聞こえます。インターはもはやイナです。こういうのに少しずつ慣れていけば、多くのキーワードが聞き取れる様になり、大意が取れる様になっていきます。
それと、もう一つこの講演で特徴的なのは、数字がいっぱい出てくるところです。
さすがビルクリントン、具体的な数字を用いて説得力を高めています。
数字の聞き取りの練習にもなります。
コツは、日本の単位に変換しようと思わないこと。
Five hundred fifty thousandと言われたら、聞いたそばから
five hundre fifty →550をまず思い浮かべ、そのまま
thousand→550,000(ゼロを後ろに追加)
と聞いたまま数字を頭の中でイメージし、それで終了です。
55万、、、と日本語に訳そうとしないでください。
他にも数字がたくさん出てきますので、良い練習になると思います。
今回の紹介はここまでにします。続きます。
尚、あなたが今、聞き取る訓練をしたい単語のリストがあるなら、以下のページから、
それらを効率よく含んだTed Talks の講演を検索可能です。
あなただけの為にベストマッチした講演をピックアップできるので、
是非お試しください。
【英語初級者向け】不規則動詞を洋楽のヒット曲で覚える。
英語を学びたての頃に、英語嫌いになる最初の関門が、不規則動詞ではないだろうか。
不規則に変化する過去形、過去分詞形に、なぜそうなるのか、という理由は無いし、
とにかく覚えるしかない。
でも英語のモチベーションが高い人は頑張るだろうけど、そうでない人は、学校で無理やり英語を習わされて、意味も分からず不規則動詞を暗記しろ、と言われても、面白くもなんともない。嫌になってしまう人も多いのではないだろうか。
実際そんなに数はないし、繰り返し触れていれば自然と覚えてしまうのだが、
日本に住んでいて日常生活で英語使うわけでもないし、繰り返し触れるモチベーションもわかないと思う。
だけど、英語のいけてるヒット曲を聴いているうちに、歌詞に含まれている過去形、
過去分詞形に触れて、自然に楽しみながら覚えてしまえたら良いのではないだろうか。
そこで、プログラミングを使って、最も少ない曲数で、もっとも沢山の不規則活用に
出会える洋楽ヒット曲を抽出してみました。
結果はこちらです。
40曲がピックアップされました。
これでかなりの過去形、過去分詞形をカバーしています。
どれもヒットチャートに食い込むイケている曲ばかりなので、日々のBGMにすると
良いかも。
続きは又書きます。
タイポップのヒット曲でタイ語の基本単語を覚える!
前回のBlogで書きましたが、タイ語の基本単語1-1000語をなるべくカバーする、
タイポップのヒット曲(GMM grammy best of the yearに収録されているもの)の
リストをホームページに載せました。
リストはこちら↓
https://songs2.herokuapp.com/thai_step_one
各々の曲のタイトル、アーティスト、歌詞、歌詞で学べる基本単語を挙げています。
曲は、歌詞が基本単語を多く含む順番にリストアップしています。
上からの20曲だけで422単語覚えられます。
(リストにはもっとたくさんの曲を載せています。)
基本単語のリストはまた追ってホームページにアップロードします。
タイのヒット曲でタイ語の基本単語を覚える
GMM Grammy 社が出している、毎年のタイポップのヒットソング集。
タイポップが大好きな私はよく聞いています。その年のベストヒットだけを集めたアルバムなので、どれもいい曲ばかりです。
さて、せっかくタイポップが好きなのだから、タイ語の頻出語2,000語を、歌詞の中で楽しみながら覚えられたらいいな、と思います。
(がっつりタイ語を学んでいる人にはそんなの必要ないとは思いますが、私の様に趣味で少しずつ楽しみながら覚えたい人には良いと思います。)
そこで、2000年代の毎年のGMM Grammyタイポップヒットソング集に収録されている曲のうち、もっと少ない曲数で、2000語の最も多くの単語を歌詞でカバーしようとしたら、どの曲を聞いたら良いのか、抽出してみました。
タイ語は、名刺や動詞に変化がないので、1つの単語を覚えたら、そのまま使えます。
同じ2,000 語でも、英語やドイツ語などにくらべたら、覚えたときの「戦力になる」感が断然違う筈、、、と期待しています。
とりあえずまずは最も基本な単語、頻出単語1~1,000語です。
96曲を聞けば、このうち558単語がカバーできます。
その中でも最も効率良い曲だけに絞れば、以下の20曲で、422単語カバーできます。
とりあえず、タイトルとアーティストだけ載せておきます。
各曲の歌詞や、それで学べる単語は、追って自分のホームページの方にアップします。
ホームページは以下です。
以下、曲リストです。(上段がタイトル、下段がアーティスト名です。)
①
ภูมิแพ้กรุงเทพ (Feat. ตั๊กแตน ชลดา)
ป้าง นครินทร์ กิ่งศักดิ์
②
พริบตา
เบิร์ด ธงไชย&Stamp อภิวัชร์
③
Da Jim Rap Thai
Dajim
④
คนใช้ชีวิต
เสือ ธนพล
⑤
ไม่รัก...ไม่ต้อง
นิว จิ๋ว
⑥
โอ้ละหนอ...My Love
เบิร์ด ธงไชย
⑦
อัายพามา เขาพาไป
OG-Anic x ลำเพลิน วงศกร
⑧
ยังคง
Potato
⑨
โทษที่เอาแต่ใจ (sorry)
เป๊ก ผลิตโชค
⑩
แม้ว่า
เสก โลโซ
⑪
Good morning teacher
อะตอม ชนกันต์
⑫
Only You
Noona Nuengthida
⑬
ไม่อยู่ในชีวิตแต่อยู่ในหัวใจ
⑭
ความเชื่อ
รวมศิลปิน จีนี่ : G16
⑮
เธอเป็นแฟนฉันแล้ว
Kala
⑯
ครึ่งๆกลางๆ
Bodyslam
⑰
รู้ดีว่าไม่ดี
Getsunova
⑱
เธอเก่ง
Jetset'er
⑲
มากมาย
บี้ สุกฤษฎิ์
⑳
ถ้าฉันได้กลับไป
นิว จิ๋ว
どれもいい曲ばかりです。
英語の頻出単語リストおススメ!
前回の記事で(↓リンクです)、英語の頻出単語リスト、どれがいいか、いろいろ議論しました。
snowman-yukidaruma.hatenablog.com
結論として、Wordfrequency infoというサイトが、
①見出し語ベースで集計しておりわかりやすい、且つ
②幅広いジャンルから頻出単語を集計しておりバランスが良い
という意味で最強だ、と書きました。
①は、よく英検などで、「合格のためには単語を〇語覚える必要がある」というときには、通例見出し語ベースで言っているので(つまり、WalkとWalkedは一つの単語Wallkとして数える)、WalkとWalkedを2語と数える頻出単語リストを使って目標の単語数を覚えても、本来ゴールとしている単語数に不足してしまう、という意味です。見出し語ベースの頻出単語リストを見て学習するほうが良いと思います。
又、②についてですが、このサイトの頻出単語リストは、ブログから学問の文書まで、口語から文語まで、幅広いジャンルの英語から頻出単語を集計しており(サブジャンルも入れたらジャンルは100に及びます)、非常にバランスの良い頻出単語リストになっています。
(サイトは以下です。)
但し、有料なので、お金を出さないと、頻出単語リストは見えません。
でも、です。
私は自分のサイトで、頻出単語のリスニングを効率よく覚えるためのTedTaksビデオをプログラミングで分析・抽出していますが、そこで使っている頻出単語のリストは、実はこのWordfrequency infoのものを使っています。(契約した上で、データを購入しています。)
これに基づき、サイトにて、基本から中級、上級まで、1,000語ずつ区切って頻出単語をリスト化して載せています。
頻出単語1~1,000番のリスト
https://songs2.herokuapp.com/listenglishone
頻出単語1,001~2,000番のリスト
https://songs2.herokuapp.com/listenglishtwo
頻出単語2,001~3,000番のリスト
https://songs2.herokuapp.com/listenglishthree
頻出単語3,001~4,000番のリスト
https://songs2.herokuapp.com/listenglishfour
頻出単語4,001~5,000番のリスト
https://songs2.herokuapp.com/listenglishfive
契約上、これ以上細かいグルーピング(例えば100~200番に入る単語はどれか)を見せることや、各単語の実際の頻出順位を見せることはできませんが、それでも、最も基本となる単語は何で、初級、中級、上級にはどんな単語があるか、という大まかなところはわかると思います。
例えば英検を目指している人がいて(TOEFLでもいいですが)、3級合格するなら約2,000語を知っている必要があるのですが、それであれば、上記1~1,000 番、1,001~2,000番の単語リストに取り組めば良いかと思います。
英語学習している方の、役に立てれば幸いです。
(尚、英検に必要な単語数目安は以下のサイトが詳しいです。)
効率良く英語のリスニングを学べるTed Talksプレゼンテーション抽出プログラム
以前の記事で、英語のリスニング勉強用に、Ted Talksのプレゼンテーションをプログラミングで抽出してみた、と書きました。
snowman-yukidaruma.hatenablog.com
抽出してみた、というのは、基本的にどういうことをやっているのか、書いておきたいと思います。
あくまでも例ですが、学びたい単語が、A、B、C、D、E、F、G、H、Iの9つあったとします。
つまり、これらの単語を、Ted Talksを聞いて、耳から学ぶ(聞いたときに、脳がきちんと聞き取って、意味をすぐ認識するように訓練する)ことをしたいとします。
Ted Talksのプレゼンテーションが、全部で5つあったとします。
それぞれのプレゼンテーションに出てくる単語が、以下の様であったと仮定します。
プレゼンテーション1: A、B、C、D、G、H
プレゼンテーション2: A、B、C、G、H
プレゼンテーション3: Aのみ
プレゼンテーション4: B、E、F、I
プレゼンテーション5: C、F、G、H、I
プレゼンテーション1から順番に聞いていくと、A~Iまで、すべての単語に出会うのに、1~4迄、4つのプレゼンテーションを聞かないといけません。4つ目までくれば、A~Iまで、すべての単語の訓練ができたことになります。
一方でプログラミングでは、「プレゼンテーション1と4だけ聞けば、A~Iまで、すべての単語に出会えますよ。だからこの2つのプレゼンテーションに絞って、繰り返し聞いて練習しましょう。」という具合に、効率良いプレゼンテーションの組み合わせをピックアップしています。
上の例なら、プログラムを回さなくても、目で見て効率の良いプレゼンテーションを選べますが、実際にはプレゼンテーションは3,000 以上あり、覚えたい単語も、1,000以上ある為、プログラムでピックアップしています。
英検の各レベルに必要な単語を、効率よく耳から覚えるためのTed Talks プレゼンテーションをプログラムで抽出した結果は、以下サイトに載せておきました。見てみて頂けたら嬉しいです。