英語リスニング練習におススメ【英検準2級を目指す】聞くべきTed Talks その①

 

英語のリスニング力を磨くために、なんでも無闇に英語を聞けば良いのでしょうか。

それは非効率です。

使用頻度の高い単語から優先的に聞き取れる様になる練習をする方が効率的です。

使用頻度の高い単語を、耳で聞いて、脳がすぐ認識できるように練習すれば良いです。

 

では、何を聞いたら、使用頻度の高い単語に効率的に出会えますか?

その問いに答える為に、Ted Talks の数千ある講演のスクリプトを、プログラミングで分析しました。

 

 

英検準2級に必要となる、頻出単語2,001番~3,000番目の1,000語に最も効率よく出会うことのできる、Ted Talks の講演60 個を紹介していきます。

少しずつ紹介していきますが、全部のリストは以下のページをご覧ください。

songs2.herokuapp.com


 

また、1,000 語のリスト、および当該リストの出典は、以下のページをご覧ください。

songs2.herokuapp.com


 

 

これらのTed talksを聞けば、1,000 語のうち、994個の単語に出会えます。

スクリプトや、日本語訳を見ながら、耳で聞いて頭が認識できるように繰返し聞いてみて下さい。会話の中でサッと言われた時に、聞き取れる様にならないといけません。

Ted talks を使った、実践に即した練習です。

 

 

 

では、順に紹介していきます。

 

1 番

www.ted.com

 

講演時間:33分03秒

発音:普通

興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)

 

【概要】

人は何故間違った意思決定をするのか、がテーマです。ある行動をした時に起こりうる結果と、その確率を加味すれば良いだけなのに、何故?

誰もが興味あるテーマだと思います。プレゼン資料が表示されるのでわかりやすい。

 

このビデオで出会える単語:

[" experiment ", " liberal ", " invest ", " towards ", " height ", " first ", " addition ", " living ", " mind ", " Israeli ", " lab ", " cigarette ", " priority ", " dramatic ", " excellent ", " purchase ", " shout ", " remaining ", " comparison ", " far ", " later ", " slide ", " wedding ", " saving ", " gain ", " error ", " rule ", " hit ", " sale ", " present ", " potato ", " interview ", " pass ", " good ", " ordinary ", " sure ", " another ", " for ", " fundamental ", " poverty ", " other ", " fat ", " evaluate ", " still ", " entertainment ", " total ", " psychological ", " approximately ", " stop ", " smell ", " toss ", " surely ", " fellow ", " retirement ", " watch ", " moon ", " rather ", " salary ", " strike ", " estimate ", " drawing ", " giant ", " particular ", " drop ", " count ", " general ", " professional ", " dealer ", " utility ", " precisely ", " normally ", " terrorism ", " assign ", " vacation ", " drama ", " house ", " roughly ", " bunch ", " burden ", " lost ", " disagree ", " like ", " unlikely ", " stupid ", " remarkable ", " pay ", " terror ", " though ", " likely ", " tremendous ", " raw ", " general ", " mutual ", " delivery ", " joy ", " worth ", " smell ", " extensive ", " easy ", " not ", " violate ", " fate ", " shelf ", " can ", " buyer ", " wisdom ", " scared "]

 

ワンポイントアドバイス

重要な単語に沢山出会える講演です。

英語はアクセントのところの母音ははっきり発音され、それ以外は曖昧になります。

なので、fundamentalもファンダメンタルとは聞こえず、ファンダまではきちんと聞こえますが、そのあとは「メロ」くらいにしか聞こえない筈です。それでも、そう聞こえたら頭の中でfundamental と思い描けるようになるのがリスニングの練習ポイントです。

(尚、can や not 等かなり基本の単語が上記に入っており、本当に頻出単語2,001-3,000番の中にリストされる単語なのか多少疑問もありますが、頻出単語順位は大学の教育機関の分析に基づいており、リストや出典は上記リンクを張ったSONGSのページで紹介していますので御覧下さい。多少疑問の部分もありますが、全体のリストは概ね妥当なものだと感じて頂けると思います。)

 

 

 

 

2 番

www.ted.com


 

講演時間:31分19秒

発音:難しい

興味深さ:☆☆(3点満点中2点)

 

【概要】

インターネットの登場によって、これまでテレビとかかわってきた私たちの生活はどう変わりつつあるのか、という講演です。

(興味深いテーマですし、我々の生活の変化について各種のポイントが挙げられていますが、若干結論めいたものがなく、だらだらしている内容です。)

発音は結構早口ですが、ビデオでいろいろな人のインタビューが出てくるので、様々な口調の英語に触れることができます。

 

このビデオで出会える単語:

[" mass ", " massive ", " promise ", " cable ", " secret ", " plenty ", " potential ", " interaction ", " column ", " wrap ", " graduate ", " universe ", " arrest ", " post ", " existing ", " mass ", " leading ", " existence ", " arrange ", " whole ", " benefit ", " joke ", " online ", " passion ", " involvement ", " boss ", " trade ", " illustrate ", " engineering ", " race ", " electronic ", " birthday ", " pretty ", " literally ", " extreme ", " roll ", " assure ", " dream ", " switch ", " graduate ", " killer ", " developing ", " advertising ", " bottom ", " beat ", " blind ", " whereas ", " process ", " revolution ", " fiction ", " balance ", " finance ", " working ", " DNA ", " free ", " considerable ", " intellectual ", " rub ", " exciting ", " adapt ", " since "]

 

ワンポイントアドバイス

早口で、且つこの講演については日本語訳が無いので、理解しづらいとは思います。

ただし、それほどすごく一本の強い「言いたいこと」があるプレゼンでもないので、

何を言っているのかよくわからなくても、あまり気にしなくて良いと思います。

上記の単語が出てくる部分を確認し、その部分でその単語がきちんと聞き取れることを

意識して、軽い気持ちで聞き流すのが良いと思います。

それだけでも沢山の単語の聞き取り訓練ができるので、意味はあります。

 

 

 

 

3 番

www.ted.com


 

講演時間:44分19秒

発音:普通

興味深さ:☆☆(3点満点中2点)

 

【概要】

カナダの建築家、Frank Gehry が過去の作品をいろいろ紹介します。

どんな風に作品のアイデアができたか。「日本の酒を飲みながら、、、」ですと?

面白いです。

 

このビデオで出会える単語:

[" solid ", " milk ", " convince ", " lower ", " behind ", " request ", " scream ", " green ", " library ", " factory ", " roof ", " housing ", " steel ", " fairly ", " lake ", " double ", " walk ", " stream ", " phase ", " contact ", " philosophy ", " suicide ", " crucial ", " shape ", " straight ", " secure ", " pink ", " depth ", " extraordinary ", " fence ", " chamber ", " furniture ", " shopping ", " translate ", " square ", " complicated ", " ideal ", " craft ", " double ", " loose ", " headquarters ", " dirty ", " prominent ", " split ", " dining ", " gesture "]

 

ワンポイントアドバイス

古いので音が少し不鮮明ですが、喋り方はゆっくりです。日本語訳もついていますので

参照にして下さい。長い講演ですが、沢山の建築が紹介されていきますので、写真を見ながら気軽に聞いてみるのが良いと思います。

まずは上記の単語が出てくる場所をスクリプトで確認し、そこはきちんと聞き取れる様に意識して、あとは全部わかろうとしないで、建築作品を楽しみながら聞いて英語の発音に慣れていけば良いと思います。

 

 

 

 

4 番

www.ted.com


 

講演時間:21分32秒

発音:普通

興味深さ:☆☆(3点満点中2点)

 

【概要】

ジャーナリストで写真家のJames Nachtwayさんの講演です。

過去の写真を見ながら、写真が世の中に真実を伝え、社会を正常に機能させるのにどう役立っているか、語っています。

講演時間は短いし、写真が豊富なので楽しみながら見れると思います。

日本語訳あります。

 

このビデオで出会える単語:

[" emphasize ", " rural ", " AIDS ", " closely ", " weak ", " regard ", " definition ", " visual ", " violent ", " resistance ", " exposure ", " trust ", " disaster ", " severe ", " digital ", " journey ", " smoke ", " prisoner ", " smoke ", " constantly ", " Latin ", " honest ", " Palestinian ", " ingredient ", " Islamic ", " refugee ", " gang ", " testimony ", " destruction ", " white ", " Bible ", " interpret ", " flow ", " mainly ", " protest ", " fault ", " deer ", " vital "]

 

ワンポイントアドバイス

発音はきれいですが、原稿を読んでいるので(本当はTEDでは原稿をただ読むのは禁止されているそうですが)、早くてどんどん進みます。

ただ、これも一つの訓練です。

細かい部分がわからなくても、大意を取る様にしましょう。実際のNative speaker でもどんどん喋り続ける人はいます(笑)。

その意味では、頭の中で「切り替え」が必要です。

この方、どんどんしゃべり続けますが、頭の中で少しずつ区切って(5~10単語くらいの、センテンスごとに区切って)意味をとらえ、とらえられなかった区切りはすっぱりあきらめ(これが大事)、次の区切りからまた気持ちを切り替えて聞いていくのが一つのコツです。

「あーわからなかった」で動揺していると、どんどん聞き取れなくなります。

聞き取れなかった「区切り」はさくっとあきらめ、切り替えて、およその大意が取れる様にしましょう。Native speakerではない我々は、「大意を取る」気持ちを持つことも大事で、重要な訓練です。

 

 

 

 

5 番

www.ted.com


 

講演時間:23分43秒

発音:普通(雑音入り若干聞きにくい)

興味深さ:☆☆☆(3点満点中3点)

 

【概要】

第42代アメリカ合衆国大統領、ビルクリントンの登場です。

彼が政界を去ってから、世界の問題にどう取り組んできたか、どうやってHIVの薬の価格を下げ、ルワンダで何に取り組んできたか、語ります。

さすが元大統領、話にはついつい引き込まれます。

 

このビデオで出会える単語:

[" drink ", " unusual ", " honor ", " climate ", " childhood ", " airline ", " primarily ", " initiative ", " enable ", " racial ", " essentially ", " amazing ", " transfer ", " mystery ", " evaluation ", " transportation ", " strongly ", " clinic ", " supply ", " CEO ", " sensitive ", " absence ", " negotiate ", " pregnant ", " sweep ", " electric ", " honor ", " solar ", " similarly ", " transfer ", " originally ", " partnership ", " vulnerable ", " depending "]

 

ワンポイントアドバイス

意外に早口でしゃべります。

というより、緩急があり、ゆっくりためるところはゆっくりですが、早いところは畳みかける様に早いです。さすが元大統領。

従い、ポイントはやはり完璧にわかろうとせずに、大意を取ろうとすること。

日本で読解中心の英語教育を受けていると、ついつい主語、動詞、副詞句と全部聞き取れないと不安になります。でも全体の文の構造などは意識せずに、聞き取れた部分を頭につなげて、大意を取る様にして下さい。実際我々が日本語を聞くときも、一言一句聞き取ろうなどとはせずに、相手の言いたいこと、つまり大意を取る様にしている筈です。

勿論、大意を取ろうとしても、殆どの単語が聞き取れなければ、無理です。

従い、そこは訓練です。最初の方に、interdependent という単語が多用されます。これ、勿論「インターディペンデント」などと聞こえます。インターはもはやイナです。こういうのに少しずつ慣れていけば、多くのキーワードが聞き取れる様になり、大意が取れる様になっていきます。

 

それと、もう一つこの講演で特徴的なのは、数字がいっぱい出てくるところです。

さすがビルクリントン、具体的な数字を用いて説得力を高めています。

数字の聞き取りの練習にもなります。

コツは、日本の単位に変換しようと思わないこと。

Five hundred fifty thousandと言われたら、聞いたそばから

five hundre fifty →550をまず思い浮かべ、そのまま 

thousand→550,000(ゼロを後ろに追加)

と聞いたまま数字を頭の中でイメージし、それで終了です。

55万、、、と日本語に訳そうとしないでください。

他にも数字がたくさん出てきますので、良い練習になると思います。

 

今回の紹介はここまでにします。続きます。

 

 

 

尚、あなたが今、聞き取る訓練をしたい単語のリストがあるなら、以下のページから、

それらを効率よく含んだTed Talks の講演を検索可能です。

あなただけの為にベストマッチした講演をピックアップできるので、

是非お試しください。

songs2.herokuapp.com