語学はリスニングで最後まで苦労する(苦労した)。。。

語学の目的は、人各々だと思います。

だから、各々の目的を満たす様に勉強すればよいと思います。

ある言語で論文を読むことが目的ならば、リスニングの勉強は不要だと思います。

 

 

でも、ある程度ネイティブと口頭で会話がしたい、と思っている人が大半なのではないでしょうか。もしそれが目的の一つなら、リスニングの勉強は不可欠です。

 

 

自分の経験では、英語でも、ドイツ語でも、最後まで苦労しているのは、結局リスニングです。いまだに、しゃべる、書く、読むに比べて、一番苦手意識が高いです。

そしてそれはやっぱり、読み書きを中心に勉強してきてしまったからだと思います。

 

 

 

読んで単語がわかる、つまり目で見て、意味を脳が認識できるのと、

聞いて単語がわかる、つまり耳で聞いて、意味を脳が認識できるのは、

違う訓練が必要です。

リスニングができる様になるには、読む練習をしていてはダメで、音を聞いて、それを脳が意味と結び付ける訓練をしないといけません。

 

もちろん、読む、聞くの「インプット」とは別に、しゃべる、書く、の「アウトプット」の練習は必要です。でもこちらは、しゃべる練習をしておけば書けるし、書く練習をしておけば、しゃべれると思います。

 

無論、中国語の様に、書けてもしゃべれない(漢字は日本人なのでかけるが、発音の四声は別途練習して覚えないと喋れない)とか、タイ語の様に言えても書けない(同じ発音の子音でも複数あり、単語ごとに綴りをきちんと覚えないといけない)ものもあるとは思いますが、発音に特に注意が必要な言語以外は、大体は書く練習をしておけば、喋れると思います。

 

一方で、どんな言語でも、聞く練習だけは、読みでカバーできないのではないでしょうか。読みで知っている単語でも、ネイティブに素早く発音されると、脳がついていけないので聞き取れません。別途訓練が必要です。

 

 

つまり、リスニングの練習だけは、絶対に必要不可欠です。他の読む、書く、喋るの練習でカバーできません。

(当たり前のことを偉そうに言っていますが。。。)

 

 

で、リスニングの練習をする時には、スクリプトが必要です。

他の記事でも書いていますが、スクリプトなしでただ漫然とネイティブの会話を聞いていても、聞き取れる様にはなりません。

 

ネイティブの会話を聞く→聞き取れないので、何と言っているのか、スクリプトを見る→ああ、この単語は、この慣用句は、こうやって聞こえるのか、と理解する→意識してもう一度聞いてみる。→次から、同じ音を聞いたときに、脳が意味と結び付けて理解できる。

 

この繰り返しが、リスニング能力を上げていくのだと思います。

 

だから、スクリプト付きのもの(且つネイティブがナチュラルにしゃべるもの)を教材として使うべきだと思います。

 

 

 

そこまではいいとして、実際スクリプト付きのものでリスニングの勉強をしてみると、終わりが見えなくて愕然とするとは思います。

 

 

聞き取れなくて、スクリプトを見て、再度聞き取る練習すれば、その単語や、慣用句は、次から出てきた時には聞き取れる様になります。

でも、また別の、聞き取れない単語や慣用句などの表現に出会います。

それもスクリプトを見て、また聞き取れるようになりますが、更にまた別の、聞き取れない部分に出会います。。。。

 

「いつまで続けたら、大体全部聞き取れる様になるのだろう?」と思うと思います。

 

 

まあそれでも続けるしかないですね。

 

 

ただ、今の時代は、いろいろ便利なものがあります。

膨大なスクリプト付きのリスニング教材をプログラミングで分析し、ネイティブが頻繁に使う単語や慣用句を、最も効率よくカバーするには、どのリスニング教材を聞けば良いのか、ピックアップできます。

 

 

あまり出てこないような単語(例:グリチルリチン酸ジカリウム)まで聞き取れる様に訓練する必要はなく、頻出する単語や慣用句を聞き取れる様になれば、大体リスニングはできる様になったと言えるのではないでしょうか。

 

 

以下のサイトで、少しずつ各言語のリスニング教材を分析し、効率よく学べるものをピックアップして掲載していきたいと思います。

 

https://songs2.herokuapp.com/